機械

曲名 機械
アーティスト 筋肉少女帯 妖精帝國
アルバム キラキラと輝くもの 公式セルフカバーベスト 4半世紀 PAX VESANIA


「天使」をイメージする曲の一つ。

筋肉少女帯自体は知っていたんだけど、この曲を知ったのは、実は妖精帝國のカヴァーだった。
昔からの癖で、CD取り込んだ後のMP3ファイルタグ付けは手動で1)設定していたのだけど、
作詞作曲クレジットを見たときに筋肉少女帯メンバーの文字が見えて驚いたのだった。
調べてみると確かに筋肉少女帯の原曲で、妖精帝國のはカヴァーだったことを知る。

曲を聴いてみると、妖精帝國としては結構綺麗な曲で、美しくて、歌詞も綺麗で。
これは原曲も聴いてみなければ、と早速アルバムを購入。

衝撃的だった。
原曲は、あの歌詞をとてもよく表現していると感じた。
いや、原曲じゃないと、あの歌詞をキチンと表現できないと思う。

――正しく「想い信じること」……いや、正直、正しく「宗教の姿」なのかなと思った。
カルトではない、本当に「それが存在していて欲しいという強い想い」なのだと思う。
そうすると宗教とも少し違うか。

いや、待った。
元々の目的としては「人を救うため」で、天使はそのための手段に過ぎない。
けど、「天使を呼べば人は救われる」と信じ続けて、その為に手を動かし続けて。
そして、おそらく孤独だったろう彼を信じ続けて、きっと傍に居続けたであろう彼女。
やはり「人を救うことが出来る天使の存在」を信じ続けたのかもしれない。

妖精帝國がこの曲をカヴァーしたのもなんとなくうなずける。
彼女等は妖精による国家(?)「妖精帝國」の軍楽隊であり、帝国を再興するために「妖精の存在を人間に思い出させる」為に活動を続けている。
「妖精の存在を信じる」ところからも、この機械と重なるところが多いのかなとは思った2)


上記の通り、この曲は原曲を一推しする。セルフカヴァーのものも、個人的には物足りない。
あの、大槻ケンヂ氏の、腹の底から声を出して叫ぶあの歌声、あれが「天使への思い」を表現していると信じているからだ3)


ちなみに、「人を救う天使」は少し別解釈させてもらい、とあるTRPGのシナリオのテーマにしたことがある。
やった結果、上手くいってなかった感はするけど、ちょっとリメイクしてもう一度やりたい思いは、今、少ししている。

1)
音ゲー曲、同人曲が主流でデータベースから情報引っ張ってこれなかったり、記号などがキチンと出なかったりするから手動で入力するようになった。
2)
若干メタっぽいなという気もするけど、ゆい氏だけが「妖精」なのか……
3)
セルフカヴァーは年齢的にもキツかったのかもしれないけど。